個性とこだわりの詰まったご当地カレー 5選(後編)

個性とこだわりの詰まったご当地カレー 5選(後編)

前回の北海道、新潟、我らが大阪に引き続き、全国ご当地カレー5選をご紹介していきます!

◆神奈川(海軍カレー)

続いてご紹介するのは、「よこすか海軍カレー」です。
よこすか海軍カレーは日本のカレーライスのルーツと言われており、
元々海軍で食べてられていたカレーのレシピを再現したものです。
牛脂(バター)、小麦粉+カレー粉(カレールウ代用可)、具材は肉、じゃが玉人参を使うなど、見た目には現代の一般的に日本の食卓で出されているカレーに近いものとなっています。

イギリス海軍の兵食を参考に、日本の陸軍と海軍がメニューの一つに採用。本来はパンなどと一緒に食べられていたカレーをアレンジして、ご飯と一緒に食べるようになったのが始まり。
味と作り方を覚えた兵士たちが除隊後にそれぞれの家庭で作り、そこから一般の人々に広がったそうです。

    • 元々は脚気の予防として食べられていた
    • 毎週金曜日がカレーの日だった
    • カレーライス、牛乳、サラダの3点 セットで提供がルール。薬味にチャツネを付けること。

など誕生秘話やこだわりを知るとますます興味が湧いてきますね。

 

たまにはシンプルで、素朴な味わいも

味に関しては、癖がなく、昔懐かしい素朴な味わい。
日々進化するカレーを食べ尽くした皆様は、たまには素朴でシンプルな優しい味わいのカレーを試してみるのも良いかもしれません。

 

◆石川(金沢カレー)

「カレールーの消費量」や「人口あたりのカレー屋の店舗数」などのランキング上位常連の石川県では「金沢カレー」と呼ばれるカレーが人気。
黒っぽく、ドロっとした濃厚なルーにソースのかかったカツが乗っていて、ボリューム満点。
キャベツの千切りがたっぷりと添えられているのが特徴的です。とりわけ男性や若者から人気を得ています。

食べ方もこだわりが沢山あり

  • ステンレス製の舟型のお皿に盛りつけられている。
  • 先割れスプーンかフォークで食べる。
  • カレーのルーは全体にかけ、ライスは全く見えないように盛り付けられている。

などなど。スタイルが確立していますね。

 

今や全国区!


洋食屋さんで提供していたカレーがルーツとなっており、ステンレスのお皿や、カツやキャベツが乗せられるスタイルはこの頃から確立されていたそうです。


今では「金沢カレー」という名前は全国的に浸透してきていますが、実は近年呼ばれ出したもの。東京に出店したチェーン店が「金沢カレー」を呼称し、その名前がメディアに取り上げられるにつれ一般化していきました。

まとめ

以上、全国ご当地カレーを見てきましたがいくつご存知でしたか?
全部食べたことのある、真のカレー好きの方もいらっしゃいましたでしょうか?
色々な歴史や気候条件などを背景に誕生し、その土地に根付いたこだわりが詰まったご当地カレーはとても興味深いですね。

やはり、実際にその場所に足を運び、街並みやお店の雰囲気を楽しみながらカレーを食べるのが一番ですが、今はレトルトカレーで気軽にお店と同じ味を楽しむこともできます。
気になるものがあれば、ぜひ調べてみてくださいね!

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